本文へスキップ
BODYDATA
研究データ
研究タイプ: ランダム化比較試験信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

ドロップセットは従来のレジスタンストレーニングに比べて筋肥大・筋力増大に優れない

Angleri V, Ugrinowitsch C, Libardi CA

発表年2017
被験者数n=32
掲載誌European Journal of Applied Physiology
著者Angleri V, Ugrinowitsch C, Libardi CA

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

被験者32名の片脚を通常のレジスタンストレーニングに固定し、反対の脚をクレセントピラミッドかドロップセットのどちらかに割り付ける被験者内デザイン(総トレーニングボリュームは等量に揃えてある)。全員が3条件すべてを行ったわけではなく、実質は「通常 vs ドロップセット」と「通常 vs クレセントピラミッド」という2つの対応のある比較で、各比較に寄与するのは32名の一部ずつである(各比較の人数は抄録に記載が無い)。 プロトコルは通常(75%1RMで6〜12回を3〜5セット)・クレセントピラミッド(65〜85%1RMで6〜15回)・ドロップセット(約50〜75%1RMで筋破綻まで)で、期間は12週間。筋横断面積は3条件とも有意に増加し、条件間に有意差は検出されなかった(通常7.6%・ピラミッド7.5%・ドロップセット7.8%)。レッグプレス1RM(25.9%・25.9%・24.9%)、レッグエクステンション1RM(16.6%・16.4%・17.1%)、羽状角(10.6%・11.0%・10.3%)、筋束長(8.9%・8.9%・9.1%)も同様に条件間の有意差は無かった。著者らは、クレセントピラミッドもドロップセットも通常のトレーニングを上回る効果はもたらさないと結論づけている。なおこれは優越性の検定で有意差が出なかったということであり、同等性の許容幅をあらかじめ決めて検証した試験ではない。同等であることの証明ではない。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1007/s00421-016-3529-1

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン「同程度」という表現を「条件間の有意差は検出されなかった」に改めた。優越性の検定で有意差が出なかったことは同等性の証明ではない。また割付は、片脚を通常のトレーニングに固定し反対の脚をクレセントピラミッドかドロップセットに割り付けるもので、全員が3条件を行ったわけではない(実質は2つの対応のある比較で、各比較の人数は抄録に無い)。所要時間は測定していない。
訂正履歴
3件を表示
  • sampleSize を36としていたが抄録は32名。「ドロップセットは時間効率が高い」「通常セットと組み合わせるのが現実的」はいずれも抄録に無い(本試験は所要時間を測定していない)。変更履歴
  • 「同程度に増加」「同様だった」という同等性を含意する表現を、「条件間の有意差は検出されなかった」に改めた。変更履歴
  • 割付を「左右の脚をそれぞれ別のプロトコルに割り付ける」と書いていたのを、「片脚は通常のトレーニングに固定、反対の脚がクレセントピラミッドかドロップセット」に正した。全員が3条件を行ったと読める書き方だった。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    筋横断面積は3条件とも有意に増加し、条件間の有意差は検出されなかった(通常7.6%・ピラミッド7.5%・ドロップセット7.8%)。

  • 2

    レッグプレス1RM(25.9%・25.9%・24.9%)とレッグエクステンション1RM(16.6%・16.4%・17.1%)も、条件間の有意差は検出されなかった。

  • 3

    羽状角と筋束長という筋の構造的な指標でも、条件間の有意差は検出されなかった。

  • 4

    総トレーニングボリュームを等量に揃えた比較である。ドロップセットの利点を検証するなら、この条件が前提になる。

  • 5

    片脚は全員が通常のトレーニング、反対の脚がクレセントピラミッドかドロップセットという割付なので、実質は2つの対応のある比較であり、各比較に寄与するのは32名の一部ずつである(各比較の人数は抄録に無い)。12週間。時間効率は検証していない。優越性の検定で有意差が出なかったということであり、同等性の許容幅を決めて検証した試験ではない。検出力不足による非有意も否定できない。

Read Next

この研究を扱った記事

最終確認: