研究タイプ: メタ分析信頼度: 中
好みの音楽を聴くことがスポーツにおける身体・心理指標に与える影響 ― システマティックレビューとメタ分析(メタ回帰付き)
Niering M, Zirkel B, Munkelt P, Gellert F, Beurskens R, Seifert J, Glahn A
発表年2025
被験者数n=855
掲載誌BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation
著者Niering M, Zirkel B, Munkelt P, Gellert F, Beurskens R, Seifert J, Glahn A
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
Summary
サマリー
41件の研究(被験者855名)を統合したメタ分析。好みの音楽(PML)を聴くと、非好みの音楽や無音の条件に比べて、失敗までのレップ数(筋持久力)・モチベーション・感情(ポジティブな気分)・パワー出力・最大筋力で有意な改善がみられ、RPE(主観的運動強度)は有意に低下した。ただし研究間の異質性が大きく(I²=75〜96%)、一部の指標では出版バイアスの可能性も指摘されており、効果量の解釈には注意が必要。
Key Findings
この研究で分かること
- 1
失敗までのレップ数(筋持久力)は好みの音楽で有意に増加(SMD=1.19, 95%CI [0.47, 1.90])
- 2
RPE(主観的運動強度)は好みの音楽で有意に低下(SMD=-0.36, 95%CI [-0.65, -0.08])
- 3
モチベーション(SMD=0.85)・感情/気分(SMD=1.16)も好みの音楽で有意に改善し、パワー出力(SMD=0.47)・最大筋力(SMD=0.53)にも有意な効果
- 4
研究間の異質性が高く(I²=75〜96%)、モチベーション・筋持久力・有酸素持久力・パワー出力では出版バイアスの可能性が指摘されており、効果は性別など被験者属性にも影響を受ける
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