本文へスキップ
BODYDATA
研究データ
研究タイプ: ランダム化比較試験信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

低負荷ベンチプレスと腕立て伏せを8週間比べたRCT ― 筋厚・1RM・パワー

Kikuchi N, Nakazato K

発表年2017
被験者数n=18
掲載誌Journal of Exercise Science and Fitness
著者Kikuchi N, Nakazato K

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

若年男性18名を、ベンチプレス40%1RM群(9名)と、同等の負荷になるよう姿勢を調整した(膝つきなど)プッシュアップ群(9名)に無作為に割り付け、週2回・8週間トレーニングさせたRCT。両群とも1RM(ベンチプレス群60.0→65.0kg、プッシュアップ群61.1→64.2kg)と、上腕三頭筋・大胸筋の筋厚が有意に増加した(いずれもp<0.01)。ただし上腕二頭筋の筋厚が有意に増えたのはベンチプレス群だけだった。パワー(メディシンボール投げ)と筋持久力は、どちらの群でも群内の有意な変化が無かった。ただし全文(PMC5812864)は、筋持久力の変化率に有意な群間差があった(P<0.01)と報告している。抄録はこの結果を挙げていない。著者らは、ベンチプレス40%1RMと同等の負荷のプッシュアップは、8週間の期間で筋肥大と筋力向上に同程度有効だと結論づけている。 ただしこの結論は著者らの解釈であって、事前に同等性の許容幅を決めて検証した結果ではない。示されているのは主に群内の有意な増加であり、各群9名の試験である。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1016/j.jesf.2017.06.003

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザインタイトルが「同等の筋肥大・筋力向上をもたらす」と無条件に断定していたため、試験デザインを示す表現に変更した。著者らの「同程度有効」という結論は解釈であって、事前に同等性の許容幅を決めて検証した結果ではない点も要約に明記した。各群9名で、上腕二頭筋の筋厚が有意に増えたのはベンチプレス群だけである。 筋持久力の変化率に有意な群間差(P<0.01)があることは抄録に無く、全文(PMC5812864)の記載である。群内の非有意と群間差は両立する。
訂正履歴
3件を表示
  • sampleSize を28としていたが抄録は18名。上腕二頭筋の筋厚がベンチプレス群でのみ有意に増えたこと、パワーと筋持久力がどちらの群でも変化しなかったことが落ちていた。「上級者では外部負荷が有利」も抄録に無い。変更履歴
  • タイトルの「同等の筋肥大・筋力向上をもたらす」という断定を外し、著者らの結論が同等性試験の結果ではない旨を要約に加えた。変更履歴
  • 筋持久力について、群内の非有意だけを書いて有意な群間差(全文の記載)を落としていたので補った。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    両群とも1RMが有意に増加した(ベンチプレス群 60.0→65.0kg、プッシュアップ群 61.1→64.2kg、いずれもp<0.01)。

  • 2

    上腕三頭筋・大胸筋の筋厚も両群で有意に増加した(p<0.01)。

  • 3

    上腕二頭筋の筋厚が有意に増えたのはベンチプレス群だけだった(28.4→31.5mm)。すべてが同じではない。

  • 4

    パワー(メディシンボール投げ)と筋持久力は、どちらの群でも変化しなかった。

  • 5

    対象は若年男性18名(各群9名)で8週間。負荷はベンチプレス40%1RM相当に揃えてあり、自重を「好きなだけやる」条件ではない。

  • 6

    筋持久力の変化率には有意な群間差があった(P<0.01、全文の記載)。群内では両群とも有意な変化が無かったので、群内の非有意と群間差は両立している。

Read Next

この研究を扱った記事

最終確認: