研究タイプ: レビュー信頼度: 低
セット間に負荷をかけたままストレッチを挟むと筋肥大の効率が上がるか? ナラティブレビュー
Schoenfeld BJ, Wackerhage H, De Souza EO
発表年2022
掲載誌Frontiers in Sports and Active Living
著者Schoenfeld BJ, Wackerhage H, De Souza EO
研究はまだ限定的で、今後の検証が必要な段階
Summary
サマリー
「無負荷のフレックス(力み)」とは別の戦略として、セット間の休憩中に対象筋へ能動的・受動的なストレッチを挟む方法をまとめたナラティブレビュー。動物実験では受動的ストレッチがmTORC1依存の筋タンパク質合成経路を活性化する機序が示唆されており、少数だが未訓練の若年男性を中心にした8週間程度のヒト研究でも、セット間ストレッチ群のほうが筋厚増加がやや大きい例が報告されている。ただし著者ら自身が現時点のエビデンスを「予備的(preliminary)」と位置づけており、最適なストレッチ強度・保持時間や、対象集団(年齢・性別・訓練歴)による違いは未解明。
Key Findings
この研究で分かること
- 1
動物モデルでは受動的ストレッチがmTORC1依存の筋タンパク質合成経路を活性化する可能性が示唆されている
- 2
ヒトでの少数の8週間程度のRCT(未訓練の若年男性が中心)では、セット間ストレッチ群のほうが筋厚増加がやや大きい例が報告されている(例: Evangelistaらの研究)
- 3
著者ら自身が現時点のエビデンスを『予備的』と位置づけており、最適なストレッチ強度・保持時間、対象集団による差は未解明
- 4
負荷をかけたまま行うセット間ストレッチの個別RCT(Van Everyら 2022, PLoS One, DOI 10.1371/journal.pone.0273451)では、ヒラメ筋にわずかな増加傾向がある一方、腓腹筋には明確な効果がみられず、部位によって結果が割れている
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