セット間休憩中の無負荷等尺性収縮(フレックス)は筋肥大を高めるか? ランダム化比較試験
Schoenfeld BJ, Grgic J, Contreras B, Delcastillo K, Alto A, Haun C, De Souza EO, Vigotsky AD
研究はまだ限定的で、今後の検証が必要な段階
サマリー
レジスタンストレーニング経験者(直近1年以上・週3回以上のトレーニングを継続していた18〜35歳男性、当初35名から8名が脱落し27名が完遂)を、通常の受動的インターセット休息を取るTRAD群(n=13)と、各セット直後に30秒間・全力の無負荷等尺性収縮(力こぶ・上腕三頭筋・大腿四頭筋を最大に力ませる「フレックス」動作)を行うISO群(n=14)に無作為割り付けし、8週間・週3回のレジスタンストレーニングプログラムで比較したRCT。肘屈筋・上腕三頭筋・大腿外側部の筋厚には統計的に意味のある群間差はなく、大腿中央部のみわずかな増加傾向が見られたが、90%信頼区間は0をまたいでおり確定的な効果とは言えない。下半身の最大筋力(レッグプレス1RM)はむしろISO群がやや劣る傾向だった。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団対象は18〜35歳のトレーニング経験者男性のみ27名。評価は90%信頼区間による推定的アプローチで、従来の有意水準検定ではない。単発の研究である。
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
トレーニング経験のある男性35名を募集し、27名が完遂(通常休息のTRAD群13名、セット間に無負荷等尺性収縮を行うISO群14名)。8週間・週3回、1種目3セット×8〜12回、セット間休息2分のうちISO群は最初の30秒を等尺性収縮に充てた。
- 2
大腿中央部の筋厚にはISO群に有利な効果が見られた。 一方、レッグプレスの最大筋力にはISO群に不利な効果の可能性が示された。
- 3
肘屈筋・肘伸筋・大腿外側部の筋厚、およびベンチプレスの最大筋力・筋持久力には、群間で目立った差が無かった。
- 4
評価は推定的アプローチ(90%信頼区間)で行われており、従来の有意水準検定ではない。 サンプルサイズも「大腿二頭筋の最小可検変化量を90%水準で検出する」前提で設計されている。
- 5
著者らの結論は「セット間の等尺性収縮は大腿四頭筋の発達には時間効率のよい戦略になりうるが、下半身の最大筋力にとっては不利になりうる」。対象は18〜35歳のトレーニング経験者男性のみ。
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