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研究データ
研究タイプ: レビュー信頼度: 低抄録と突き合わせ済み

持久系運動と腸内細菌叢(レビュー)

Mach N, Fuster-Botella D

発表年2017
掲載誌Journal of Sport and Health Science
著者Mach N, Fuster-Botella D

研究はまだ限定的で、今後の検証が必要な段階

Summary

サマリー

持久系運動と腸内細菌叢の関係を整理したレビュー。激しい運動は筋レベルと全身レベルの双方に応答を引き起こし、持久系運動への主な適応として、電解質バランスの是正、グリコーゲン貯蔵の減少、酸化ストレス・腸管透過性・筋損傷・全身性の炎症反応の増加が挙げられる。腸内細菌叢は、食事から得たエネルギーの産生・貯蔵・消費に加え、炎症・酸化還元反応・水分状態にも関わるため、これらの適応に影響しうるとする。レビューが支持するとしているのは次の2つの仮説である——(1) 腸内細菌叢がアスリートの免疫機能を測る有効な指標になりうること、(2) プロバイオティクスによって細菌叢を変えることが、炎症と酸化還元のレベルを制御しながらアスリートの全般的な健康・パフォーマンス・利用可能エネルギーを改善する治療的手段になりうること。細菌叢の構成の分析は、運動によるストレスや代謝の乱れを検出できるほど鋭敏かもしれない、とも述べている。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1016/j.jshs.2016.05.001

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザインナラティブレビューであり、主張は「仮説を支持する」という水準にとどまる。対象は持久系運動で、レジスタンストレーニングは扱っていない。
訂正履歴
1件を表示
  • 「レジスタンストレーニングが腸内細菌の多様性を増加させる」「短鎖脂肪酸産生菌が…」「Lactobacillus 属が上気道感染を軽減」は、いずれも抄録に該当する記述が無い。 この論文は持久系運動を対象としたレビューであり、抄録が述べているのは「細菌叢が免疫機能の指標になりうる」「プロバイオティクスが治療的手段になりうる」という2つの仮説を支持する水準の主張である。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    対象は持久系運動である。 レジスタンストレーニングを扱ったレビューではない。

  • 2

    持久系運動への主な適応として挙げられているのは、電解質バランスの是正、グリコーゲン貯蔵の減少、酸化ストレス・腸管透過性・筋損傷・全身性炎症反応の増加。

  • 3

    腸内細菌叢は、食事由来エネルギーの産生・貯蔵・消費、炎症、酸化還元反応、水分状態に関わるため、これらの適応に影響しうるとされる。

  • 4

    レビューが述べているのは「仮説を支持する」という水準である。 (1) 細菌叢がアスリートの免疫機能の指標になりうる、(2) プロバイオティクスによる細菌叢の改変が治療的手段になりうる——いずれも確立した知見としてではなく仮説として提示されている。

  • 5

    抄録は、特定の菌属(Lactobacillus 等)・短鎖脂肪酸・上気道感染の軽減・細菌多様性の増加といった具体的な所見を述べていない。

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  • プロバイオティクス

    IBSの症状が持続するリスクが下がった。 プロバイオティクスをプラセボと比べたときのリスク比は0.79(95%CI 0.70〜0.89)。IBS全体の症状・腹痛・膨満感・鼓腸のスコアにも有益な効果が認められた(Ford 2014)。対象はIBSの患者であり、健康な人ではない。 なお43件というのはレビュー全体(IBSと慢性特発性便秘、プレ/プロ/シンバイオティクスを含む)で適格だったRCTの数であり、このリスク比を算出した解析に何件が入ったかは抄録から確認できない。

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