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研究データ
研究タイプ: 観察研究信頼度: 低抄録と突き合わせ済み

体重が重い人ほど絶対筋力が高い ― 若年成人の横断研究

ten Hoor GA, Plasqui G, Schols AMWJ, Kok G

発表年2018
被験者数n=68
掲載誌Sports Medicine - Open
著者ten Hoor GA, Plasqui G, Schols AMWJ, Kok G

研究はまだ限定的で、今後の検証が必要な段階

Summary

サマリー

18〜30歳の68名を対象にした横断研究。BMIが高い参加者ほどレッグプレスとチェストプレスの最大挙上重量が有意に高かった(BMIと最大筋力 r=.49、p<.001。ただしこの値は抄録ではなく全文 Table 5 の記載である)。抄録が挙げる相関は、体重・BMIと除脂肪体重(指数)が r=.70〜.80、その除脂肪体重と最大筋力が r=.35〜.55 の2つ。示されているのは体格・除脂肪量・絶対筋力が互いに相関するところまでで、除脂肪量を介した媒介も脂肪量の独立した寄与も、筋力については解析していない(媒介分析にかけられているのは心理的アウトカム)。あくまで絶対筋力の話で、体重比の相対筋力とは別である。

出典(原文を確認する)

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DOI: 10.1186/s40798-018-0125-4

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団r=.49 と r=−.36 の出所が抄録ではなく全文(PMC5833324)の Table 5 である点を明記した。あわせて「脂肪ではなく除脂肪量が効いている」という因果の読みを外し、示されているのは体格・除脂肪量・絶対筋力の相関までであること、筋力について媒介も脂肪量の独立寄与も解析していないことを記した(媒介分析の対象は心理的アウトカム)。対象は18〜30歳の68名の横断研究で因果は示せず、扱っているのは絶対筋力である。
訂正履歴
2件を表示
  • r=.49 と r=−.36 について、抄録ではなく全文 Table 5 の値であることを明記した。媒介分析の対象が心理的アウトカムであって筋力ではない点を補った。変更履歴
  • 要約と知見から「重い人が強いのは脂肪ではなく除脂肪量による」という因果の読みを外し、相関と、筋力について媒介・脂肪量の独立寄与を解析していない限界だけを残した。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    BMIが高いほど最大筋力の絶対値が高い(r=.49、p<.001)。一方でVO2maxとは負の相関(r=−.36)。この2つの相関係数は抄録ではなく全文(PMC5833324)の Table 5 に載っている値である。

  • 2

    体重・BMIは除脂肪体重(指数)と強く相関し(r=.70〜.80、p<.001)、その除脂肪体重が筋力と関連する(r=.35〜.55、p<.05)。

  • 3

    示されているのは相関の連鎖までである。この横断研究は、筋力について除脂肪量を介した媒介も脂肪量の独立した寄与も解析していない。 論文の媒介分析の対象は心理的アウトカムで、そこではBMIから心理的アウトカムへの直接効果も筋力を介した間接効果も認められていない。なお除脂肪体重は筋肉だけの量ではなく、骨や水分を含む。

  • 4

    この研究の本題は筋力そのものではなく「重い人は筋トレを楽しめるか」である。 BMIが高い参加者は筋力種目が得意で、内発的動機づけも高く、有酸素運動より筋トレに動機づけられていた(いずれもp<.05)。著者らは、体重が重い人にとって筋トレのほうが適しており、身体活動プログラムの有力な要素になりうると結論している。

  • 5

    n=68の横断研究で因果は示せない。体組成は水中体重法、筋力はレッグプレスとチェストプレスの1RMで測定。絶対筋力の話であり、体重比の相対筋力とは別である。

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